ベネルクス三国とは、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクの3国の総称。これら3つの国は、地理的に隣接している。旅行となるとたいていベルギーとオランダ、ルクセンブルクはセットになることが多く、旅行ガイドブックを見ても一緒になっている場合が多い。
今回雑誌Penでちょうどオランダ特集をやっていて、物の見事に刺激をされ、是非とも行ってみたいと思ったのがきっかけ。ベルギーはついでに行ってみようか程度のつもりだった。
今回はロンドン経由でブリュッセル入りしたが、ブリュッセル〜ロンドン間のフライトが大幅に遅れ、到着したときにはすでに市内への電車が運行終了。深夜タクシーを使って€40で南駅近くのホテルに到着。
ベルギーといえば、やっぱりチョコレートやワッフル、あとベルギービールが有名。残念ながら滞在中これらのものは全く食さなかったけど、有名だけあってお店の数はかなり多かった。あとはレースだろうか。実家のお土産にベルギーのレースを買った。既製品とは比べものにならないくらいの丁寧さ。
ベルギーはヨーロッパの十字路と呼ばれ、首都のブリュッセルにはEUの機関が多く集まるところでもあるが、基本的には静かな街。イタリアで言えばフィレンツェあたりに似ているかも。
アール・ヌーヴォー様式な世界最古のアーケード街ギャルリー・サンチュベールに代表されるように、古い建物が街中いたるところに点在する。またベルギーのキャラクタといえば、タンタン。有名なベルギーのコミック。街の至る所でこのような壁画を見ることができる。でも日本ではそこまで有名ではないか。
ブリュッセルの見どころといえば、グラン・プラス (GrandPlace)。この広場自体が世界遺産に登録されている。辺り一帯がその豪快な建築群。夏場になると、近くのレストランが外に席を出すため、大変賑やかになる。市立博物館や王の家もここグラン・プラスにあるし、有名な小便小僧の像や、左から右に触るといいことがあるという、セルクラース像もこの近くにある。
ちょうどMode Design Brussels 2006というイベントをやっていた(のかどうかは分からないが)。街の至る所に様々な作品が展示されていた。
郊外 Heysel / Heizel 駅近くにあるアトミウム。1958年ブリュッセル万博のための記念塔。€9で中に入場可能。遠くから見てもかなりの迫力。ベルギーにはこのような、いわゆる現代っぽいものがそんなにないので、このアトミウムはある意味貴重な存在かも。
ブリュッセルはスウェーデンのストックホルムのように、地下鉄芸術が有名。郊外に行けば行くほどユニークなものがある。Stuyvenbergh駅はお化け屋敷かと思うほど奇妙な像が飾られている。夜は怖そう。
アントワープはベルギー第2の都市。世間的にはダイアモンドの研磨技術で世界的に有名。近年、パリやミラノに続くファッション都市としても知名度を上げている。ブリュッセル南駅からは IC (InterCity) で約40分。
アントワープ中央駅は鉄道の大聖堂とも呼ばれているほか、フランダースの犬で有名なノートルダム大聖堂は世界遺産に登録されている。
やはりというか、ここアントワープにはおしゃれなセレクトショップが多く、街中のファッションを見てもみんなおしゃれ。ファッションの学校アントワープ・モード・アカデミーには美術館も併設されている。