Hong Kong

Hong Kong

これまで様々なヨーロッパ諸国を訪れたが、すっかりヨーロッパかぶれになってしまい、アジアは全く訪れたことがなかった。近いからいつでもいけるだろうという気持ちや、ちょっとした苦手意識があったのだと思う。

今回ATypI(エイタイプアイ)という書体・タイポグラフィの世界的なカンファレンスが、初のアジアで開催されるという絶好の機会があったので、自分自身も初のアジアとなる香港へ行ってみることにした。文字業界の関係者ではないが、それでも仕事として活動はしていたので、興味本位で参加したいと思った。ただし30%仕事、70%は遊びで。

香港はご存知の通り1997年にイギリスから返還されたこともあり、英語がそこそこ通じるし、ヨーロッパの雰囲気が残っているとのことなので、アジア初心者の僕でも大丈夫だろうと判断した。

…ただし前日友人と飲み過ぎて二日酔いになってしまったのと、極度の緊張感からか出発日になって体調不良に襲われた。本当に香港へ辿り着けるのだろうか。

航空会社は日本のANAだったので、機内では幾分落ち着くことができたが、CAさんに「顔色が恐ろしく悪いようですが、大丈夫ですか?」と声をかけられてしまう始末。顔色真っ青だったらしい。自業自得である。

無事香港へ到着。時差は1時間しかないし、4時間ぐらいで着いてしまう。そして現地ではアジア人ばかりなので大きな不安はなかった。
エアポート・エクスプレス(機場快線)に乗って20分ぐらいで香港市内へ。空港〜市内間のアクセスが良く便利だ。日本のSUICAみたいなオクトパスカードも購入した。

ホテルは市中心部の油麻地駅近くのThe Cityviewというデザイナーズっぽいおしゃれなホテル。初のアジアなので、少し高いホテルを選んだ。

翌日は初日からの会場である九龍塘駅近くのInnoCentreへ向かう。ただ相変わらず体調絶不調で、激しい胃の痛みをこらえながら香港の街中へ足を運んだ。

この絶不調の中、香港の街の強烈なニオイがさらに拍車をかけた。…ダメだ。つらすぎる。そんな矢先、会場へ向かう途中で老夫婦に道を尋ねられた。
「広東語は話せない。」と伝えるも、さらに質問攻めにあった。

やっとの思いで会場に到着すると、文字業界の方々が会場入りしていた。挨拶を交わし、オリジナルTシャツとグッズをたくさんいただいて、講演を聞いた。
*ATypIの内容レポートはフォントブログのほうにまとめてあるので割愛する。

以後も午前中に会場へ行って昼食を食べ、午後からは香港の街中を散策していた。そして興味があるテーマのセッションで再び戻ってくるを繰り返す。

夕食にはイベント等も催されていたが、体調が不安だったので全て不参加…。そごうの地下で、日本食のレストランを見つけたので、そこで連日うどんを食べていた。そして体調改善を期待してマッサージ屋さんにも通った。足ツボマッサージでは、片言の日本語で「イー(胃)、ゼンリツセン(前立腺)ワルイネ」と言われた。

ATypIのイベント参加が主の目的だったので、あまり観光はしなかったが、合間の時間での本屋やデパート巡りはとても楽しかった。
本屋は誠品書店(銅鑼湾 Hysan Place)、PAGEONE(銅鑼湾 TIMES SQUARE)、Basheer Design Books(銅鑼湾)など。市内各所にあるインテリアショップのHOMELESSはとても気に入った。こういった場所で日本の雑誌や書籍が普通に売られていることに驚いた。現地で交流したアジア人の方々は、本当に日本についてよく勉強をしている。その逆はどうか…と考えてしまった。

初のアジアだったが、体調不良であることを除けば、今回の香港はとても楽しい旅だった。香港の街のエネルギッシュさはすごい。さすがアジアの国際的都市だと思った。また近いうち訪れようと決めた。