Netherlands

Amsterdam / Rotterdam / Utrecht / Den Haag

これまでどちらかといえばヨーロッパは秋冬に訪れることが多かった。今回は繁忙期直後、世間では新生活が始まって間もない4月の頭に、オランダとロンドンへ突撃することに。理不尽な仕事に苦しめられ、ストレスで激しい嘔吐と下痢に襲われるという体調不良であったため、出発前日に急きょ近所の内科にかかった。当日体調はなんとか回復したものの、予約しておいた成田エクスプレスに乗り遅れ、空港には微妙に遅刻。そのおかげ?か、すでにエコノミーは満席で1つ上のクラスへ移動することとなった。申し訳ございません…いえいえ、喜んで。そうそう今回は日本航空(JAL)。アムステルダム〜ロンドンも含め、往復¥69,000という非常にリーズナブルな航空券。

オランダ(アムステルダム)には2006年に、ロンドンには2005年に(経由では2007年)訪れているため、どちらも初めてでドキドキという感じは全くしなかった。どちらもヨーロッパでは優秀なデザイン王国で大好きな国。今回は前回時間の都合上行けなかったオランダの地方都市をまわることを第一の目的とした。中でもオランダのアムステルダムとロッテルダムはユニークな現代建築の宝庫。

そして今回の旅行は、前の会社の同期N氏がロンドンで働いていることもあり、休みのタイミングを合わせて、2人でアムステルダムにて待ち合わせ。ロンドンまで一緒に旅してまわった。

まずはアムステルダム。前回訪れたときは駅前が再開発のためひどく工事中で、人が四方八方溢れかえっている印象だった。約3年の月日が流れたが、何も変わってないような…。駅ビルができたり地下鉄が通ったり、完成までには少し時間がかかりそうだ。相変わらず駅前は重機だらけでごちゃごちゃしていた。

アムステルダムは実質首都ではあるものの、東京のようにすべてが集中しているわけではない。政府機関はハーグであるし、工業都市はロッテルダム、交通の中心はユトレヒト。

ガイドブック通りのオランダはアムステルダムにはない。風車やチューリップとなると、郊外電車で少し離れないといけないかもしれない。

あと自転車の量は半端ない。知らずに自転車道を歩いていると、ものすごいスピードで走る自転車にはね飛ばされそうになる。

今回宿泊したホテルは、ペー・セー・ホーフト通りというアムステルダムのブランド街。東京で言えば表参道のような感じだが、特別富裕層の人がうろついているわけではない。かといって治安が悪いというわけでもない。その通りにあるデザイナーズホテルで内装はかなりおしゃれだった。

ホテルの近くには故黒川紀章氏がデザインしたゴッホミュージアムがある。またアムステルダムのシンボル"I amsterdam"もここ。この辺一体は大変のどかで天気がいい日はのんびりできそう。ところでアムステルダムには×××と、×が3つ並んだものを至る所で目にする。これはアムステルダムのシンボルマーク的存在なんだとか。確かに看板からゴミ箱、パンフレットなどそこら中にある。こういうのかっこいいな−。

前回来たときは、駅前の建築しか見ることができなかったので、今回こそは郊外へ。

まずMust Seeなのが、当ページの扉にも使っている高齢者住宅オクラホマ (Oklahoma)。ロッテルダムの建築家集団MVRDVによるデザイン。日本の表参道にあるMoMAストアが入っている建物をデザインしたのも彼らである。見よ、このカラフル&凸凹っぷり!こんなところに本当にお年寄りが住んでるの?と思ってしまうが、本当に住んでいるのだ。

アムステルダム中央駅から17番のトラムに乗って約35分、OsdorppleinかHoekenesで下車。時間が経つにつれ風景がどんどん郊外になり不安になってくる。下車したものの道に迷っていると、親切なおじいさんが道を教えてくれた。どうやらここに来るのは日本人くらいらしい。オランダ人にとってみたら、こんな建物どうってことないって。確かにこの辺り、駅のデザインも変わってるし、カラフルな建物があちらこちらにある。

続いておすすめしたいのが、メトロ50のAmstelveenseweg駅近くにある、この2つの建物。

1つはオランダの金融機関INGグループのビル。ビルというより、何かの映画で出てきそうな気味の悪い建物。駅から降りればすぐに見つかるはず。郊外にそびえ立つ圧倒的な存在感。ビックリしないわけがない。

もう1つはVUmcと書かれた病院(の施設)。赤と青をダイナミックに使うところがいかにもオランダらしいけど、よく考えたらこれは病院。病院がこんなんでいいのか。とても刺激的なデザイン。

もちろん普通の観光客はこんなところに来ない。訪れる際は迷わないよう気をつけて。

続いてオランダ第2の都市ロッテルダムへ。アムステルダム中央駅からNSと呼ばれる鉄道に乗って、のどかな田園風景を眺めながら約50分で到着。切符は自動券売機で簡単に購入することができる。

ロッテルダムは、奇怪な現代建築物がそこら中に乱立したユニークな港町で、日本で言うなら横浜や神戸と雰囲気が似てるかも。アムステルダムはごちゃごちゃで余裕がないようなイメージだったけど、こちらは海が近いこともあり広々としていた。海の近くではコーヒー片手にゴロンとしている人がいっぱい。観光案内所に行けば近代建築マップなるものが置いてあったので、それを頼りに街を散策してみた。

歩けば歩くほど、奇怪な建築物が視界に入り込んでくる。中でも有名なのが、黄色いボックスが斜めに積み重なったキューブハウス(Cube House)。実際に人が住んでいるというから驚き。入場料を払えば、モデルルームの中に入ることができる。

その他、ミーフィちゃんで有名なディック・ブルーナの故郷ユトレヒトや、オランダの政府機関が集まるハーグも訪れた。ユトレヒトにはディック・ブルーナの美術館、ハーグにはだまし絵でお馴染みエッシャーの博物館がある。とにかく時間がなかったので、今度来るときはもう少しゆっくりまわりたい。

» ロンドンへ続く