過去に運営していたフォントブログの記事を再編集して公開をしています。
American Typewriterとは?
American Typewriterは、著名なグラフィックデザイナーMilton Glaser(ミルトン・グレイサー)がデザインした“I LOVE NY (I♥NY)”のロゴに使われているタイプライター書体(スラブセリフ体)です。フォント自体はJoel KadenとTony Stanによって制作され、1974年頃にITCから「ITC American Typewriter」としてリリースされています。
言うまでもなくI LOVE NY (I♥NY)はニューヨークのブランディングの象徴的存在であり、I♥〜のコピーには数々のオマージュやパロディがありますね。WindowsやmacOSのデフォルトフォントであり、WebセーフフォントでもあるCourierやCourier Newが用いられることも多いですが、American Typewriterのフォントを使ったほうがリアリティが出ます。
American Typewriterを使うには?
ウエイト(太さ)はLight / Medium / Boldの3種類で、それぞれコンデンス体もあります。
MyFontsや国内のフォント販売サイトから購入するか、Monotype LETSから利用することが可能です。またAdobe Creative CloudユーザーはAdobe Fontsから利用できます。