デザイナーが間違えやすい英単語

2023.6.19

ウェブやデザイン制作の仕事をしていると様々な場面で英語を使う機会が多いですが、初歩的なスペルミスや文法ミスに遭遇します。他人が作成して支給されたデータはもちろん、自分自身がついうっかりミスをしそうになる、もしくは本当にミスをしてしまったこともあります。
ホームページ制作の場面でのいくつかの例を、自戒の念を込めて挙げてみました。

coming soon

ウェブサイトでは内容が後日公開になる場面で使われるカミング・スーン。もはや日本語になりつつあるこの表現ですが、英語で表現されるときに、comming soon と、mが2つ重なってしまったミスを頻繁に見かけます。
文法的に重ねるのはsittingやstoppingのように語尾が「短母音+子音」のときだけです。comeの場合は、mは子音で、かつ発音しないeを取ってingをつけるだけです。

1st, 2nd, 3rd, … 11th, 12th, 13th, … 21st, 22nd, 23rd

英語で何番目かを示すことを序数と言いますが、機械的に何でもthをつけてしまってはいけない。
1番目のときは1st (first)、2番目のときは2nd (second)、3番目のときは3rd (third) となります。1th、2th、3thとしてしまわないように注意したいところです。
ただし、11は11th (eleventh)、12は12th (twelfth)、13は13th (thirteenth) のようにthを使うので、11st、12st、13rdとしてしまわないように注意。20番台からは21st、22nd、23rdとなります。

information

info.と略すことが多いこともあり、rを忘れてinfomationとしてしまうミスが多いです。
インフォアメーションと覚えておけば間違えにくいです。

calendar

calendarの語尾は、日本語のままdar(だー)=calendarで良いです。
変に英語っぽく意識してしまい、calenderder(でぁー)としてしまわないように注意。

address

dが2つ、sも2つが正解。adres、addres、adressなど1つしか無いミスに注意。
ちなみにaddressという単語はTOEICの重要多義語で、住所の意味以外にも「演説をする」「物事に対処する」などの意味があります。

campaign

特に広告業界では頻出単語である「キャンペーン」。cpと略することも多いですが、campの後がpaignと馴染みづらい文字が並びます。
急いでいるとcampagin、campiganなどとタイプしても字面的に気づかないことがあるので注意。

support

support=サポートはsuで始まり、pは2つ重ねる。
札幌のようにsapportにしたり、importやexportを意識しすぎてsuportにしたりしないように注意。

search

検索する=サーチ=searchは、aを忘れてserch、rを忘れてseachとしてしまわないように注意。

service

service=サービスのcをsにしてserviseとしてしまわないように注意。

university

言わずもがなuniversity=ユニバーシティ=大学ですが、シティの響きからUnivercityとしてしまいがち。

receipt

領収書を意味するレシートは意外と混乱するスペル。レ(re)セ(ce)イ(i)プ(p)ト(t)と覚えましょう。

welcome

たまにwellcomeと“l(エル)”が2つ並んだウェルカムを見かけますが、完全に間違いです。しかもwell(よく)come(来た)という語源ではないらしい。

halloween

言わずもがなハロウィン=halloweenですが、ハロー=helloを意識しすぎて、ヘロウィン=helloweenとしてしまうと、ドイツのメタルバンドHELLOWEENになってしまいますので注意。

width, height

この2つは番外編。ウェブ制作のHTMLやCSSで使われるwidth = 幅の発音は「ウィドゥス (wídθ)」である。日本人には発音しづらい単語だがワイドやウィズではないです。
height = 高さの発音は「ハイト」。スペルのまま発音するとヘイトになるが間違いです。マンションに◯◯ハイツのような名前があるので、それを思い出せば間違えることはなさそう。逆にハイト = haightとスペルミスをしないように注意したいところです。

…..

意外と単純な単語ほど間違えやすく、その間違いに気づかないことが多いですね。
不安だったら、一度Google検索をしてみて「もしかして:」とならないか確認すると良いです。みんなも、私も気をつけよう。自戒の念を込めて。