中古のMacBook Pro (M2 Pro) を購入した話

2023.12.11

Macの寿命はおおよそ4年?

アップル社は「Macの寿命は4年」と公式に発表していることもあり、大体3、4年に1回のペースでMacBook Proを買い替えるするようにしています。大体4年ぐらい経つと、スペックが見劣りするようになったり、バッテリーやディスプレイなどハードウェア的に不具合が出てきます。実際に4年で壊れて使えなくなってしまった経験は無いのですが、仕事の支障にならないよう壊れる前(元気なうち)に次へ移行しておきたいと常日頃考えています。

突然壊れたTouch Bar

前回購入したのは2020年でIntelのMacBook Proだったため、サクサク動くと評判のAppleシリコンのMacBook Proを使ってみたい気持ちがありました。もう一つ、Touch Barが壊れてしまい、なぜかスリープから解除してフタを開くたび、まばゆい光を放つようになってしまったのです。海外では Touch Bar Flickering問題として多くのユーザーから不具合報告があるようで、修理に$600もかかるとか。明らかに初期不具合なのになぜ修理費がかかるのか理解不能。

Mac自体が起動しなくなるようなことは無さそうだったのですが、それも時間の問題。起動しなくなってしまったらどうしようという不安な日々。それこそ壊れる前(元気なうち)に早めに乗り換えたいと思っていました。

中古のMacBook Pro M2 Proを発見

3、4年に1回とはいえ、円安や物価高騰で年々金額が高くなるMacBook Pro。時期を見定め、ラインアップのスペックをしっかり吟味した上でないと購入するわけにはいきません。アップルのサイトで、いつものように中の上ぐらいのスペックでMacBook Proの見積もりを取ってみると約40万円超え!高っ!思いのほか高額でびっくりしました。仕事の道具だから仕方がないとはいえ躊躇してしまいます。

これまでずっとノートパソコン(ラップトップ)を使ってきましたが、これを機にデスクトップにしたほうがいいかもしれないと、Mac StudioやMac Miniも比較検討。同じスペックで比較しすると若干安くなったものの、やはり作業環境を持ち運びできる利便性は譲れず悩んでしまいました。ちなみに近年高スペック化されるMacBook Airについては、アップル社のサポートにアドバイスをもらったところ、ファンが無いのでクリエイティブ職であるお客様には不向きとのことでした。

そんな矢先、地元の家電量販店で中古のMacBook Proが売られているのを偶然発見。しかもM2 Proで、ストレージは1TB、メモリは16GBとそこそこ高スペック。新品同様で箱あり、付属品も全て揃っている。当時M2は出たばかりだったのに、一体誰がどんな理由で売ったんだろう。

IntelのMacBook Proのメモリは32GBだったのですが、色々調べてみると体感的にはAppleシリコンのメモリ16GBは、Intelのメモリ32GBと同等とのこと。しかも新品と比較すると10万ぐらい安い26万円。30万円以下なら減価償却なしで全額今年の経費にできるメリットもあります。店舗で販売されていたものの、オンラインストアと併売されていたので、誰かに買われないよう急いで購入しました。

サクサク動くAppleシリコンMacBook Proに満足

実際に使ってみると評判通りIntel版と比較して起動が早く、動作も機敏でサクサク動きます。正直なところメモリは32GBが良かったのですが、ウェブ(ホームページ)やデザイン制作がメインの私は、お映像編集は行わないし、巨大なグラフィックデータを使う機会が無いので16GBでも必要十分でした。また画面サイズは13インチ→14インチと大きくなりましたが、体感的にはほとんど同じで、持ち運びに使っていた13インチ用のケースもそのまま使うことができました。

今回購入したM2 ProのMacBook Proはメインマシンとして主に作業場で使っています。一方でTouch Barに不具合はあるものの、2020年のIntel MacBook Proもまだまだ現役であるため、サブマシンとして自宅作業用として使っています。これまで作業場↔自宅で持ち運んでいましたが、今はそれぞれ常設したままとなっています。雪道ですっ転んで破損する心配が無くなり、仮にどっちかが壊れても、もう片方で作業をすることができるという“安心感”を得たのが一番良かった点かもしれません。

2台体制+データは全部クラウド管理

作業データはDropbox経由で自動同期、Adobe Creative CloudやMorisawa Fontsは2台まで、Microsoft 365 (Office) も複数台にインストールして使うことができます。ChromeやVS Codeなどのソフトも設定同期して使うことができるので便利です。膨大な音楽データもApple Musicを契約すれば、クラウドミュージックライブラリを使って複数の環境で同期を取ることができます。

余談ですが、私自身macOSのカスタマイズはほとんど行わないようにしています。MacのApp Storeで入手できる様々なアプリも必要最低限で。特にシステムをいじる類のアプリを入れると、Macが起動しない、挙動が不安定になるなどのリスクが高くなってしまうためです。

M2のMacBook Proのすぐ後に、いきなりM3が登場してしまいM2は短命に終わりましたが、ひとまず現状の環境で満足しています。中古のMacを買うというのは選択肢として十分ありではないでしょうか。
ちなみに前の前の2016年購入のMacBook Proは2万ぐらいで売却しました。安っ!