あけましておめでとうございます。
昨年は5年ぶりに当ウェブサイトをリニューアルしました。また長らく更新が途絶えたままだったフォントブログを閉鎖し、過去書いたフォントブログの記事を取捨選択をして、新たに設けたブログへ移行をしていました。ブログのほうには仕事のことや、日々の生活、趣味の話などをライフログとして不定期に更新をしていますので、今後ともご覧いただければ幸いです。
Fonts by Macula (Bold Monday) & Campaign (ps Type)
AI技術と向き合う
2023年は何かとAIが話題に上がった年でした。私自身、Chat GPTには主にJavaScriptやPHPなどのプログラミングの面において助けられています。特にうまく動作しないコードのバグの解消は、瞬時に改善したコードを提示してくれます。またデザイン制作においても、Photoshopの画像切り抜きやコンテンツの塗りつぶしは無くてはならない機能です。
生成AIについてもAdobe Creative CloudにあるAdobe Fireflyを試してみました。現段階でなかなか自分が思い描くような完成度のものはできませんが、日進月歩でどんどんと進化していくと考えています。
単なるブームで終わらないために
いつの時代にも制作物にはブーム(流行)があります。例えば3DCGが流行った時代は、世の中のあらゆるものが“立体物”になりました。ドラえもん映画のオープニングですらチープな3DCGでした。サブカル色が強いカタカナフォントが流行った時期もありました。ウェブデザインにおいても、かつて鮮やかな配色のグラデーションやストライプを多用したWeb 2.0風のデザインが大流行しました。過去のデザイン雑誌を振り返れば、その傾向が分かります。今後はいかにも生成AIで作ったようなイラストやデザインが世の中に溢れるかもしれません。
しかしながら素人には自分が作ったもの、あるいはAIが生成したものが、本当に良いもの(適切なもの)なのかどうか分からず、いかにも浮いて見えてしまいます。
ウェブサイトの制作においても、近年ノーコードで完成するサービスやWordPressをインストールしてテーマを設定するだけの方法が多いですが、あくまで表面上の話であって、設計はしっかりできているのか、恒久性や耐久性はあるのか、ターゲット層を誤っていないかなど、最終的にはプロの目線で総合的に良し悪しを判断するしかありません。
こうした状況を踏まえながら、制作分野外の勉強を行い、自分の知見や経験をフル活用しながら制作仕事により一層付加価値をつけていきたいと思います。異なる分野同士の組み合わせ技はまだ人間にしかできません。本年もどうぞよろしくお願いいたします。