香港

Hong Kong

香港 Hong Kong

2025.5.2 – 5.6

flightHK Express(香港エクスプレス)

flight_takeoffNagoya - Hong Kong (UO671) /
flight_landHong Kong - Nagoya (UO670)

hotelRegal Airport Hotel / The Mira Hong Kong

前回香港を訪れたのは2015年、ちょうど10年ぶり4回目の香港旅行となった。
この10年の間に、世界を大きく揺るがしたコロナ禍や、香港にとっての政治的な出来事もあった。
私にとっても娘が誕生し家族が一人増えるという大きな変化があった。

これまでの香港旅行と大きく異なるのは、ずばり「子連れ」であること。
小学2年生になり物心も付いたところで、ゴールデンウィークに飛行機に乗せたいし、海外にも連れて行ってあげたいと考えたところ、
時差が1時間で英語も通じる、治安も良い、既に何度も訪れていて土地勘がある香港に決定。

航空会社は前回と同じ格安航空会社である香港エクスプレス(HK Express)。知らない間にロゴが変わっていた。
公式サイトで航空券の料金を調べてみたところ、ゴールデンウィークにも関わらずかなり安い。
むしろ国内旅行よりも安く、急いで家族3人分の航空券の予約を完了させた。

ちょうど4連休前日の平日は娘の小学校が午前授業だったので、ギリギリ深夜早朝便ではない21:00のフライトを選んだ。
しかしながら到着が30分程度遅れた上に、入国審査が長蛇の列で全く進まない。
結局、空港に隣接するホテルに着いたのは早朝3:00。飛行機の中で寝ていたとはいえ、娘には無理をさせてしまい申し訳なかった。

・・・・・

翌朝、せっかく香港に来たということで、空港の到着フロアにあるレストラン「何洪記 (Ho Hung Kee)」点心とお粥とエビタンメンの3つを注文。
どれもめちゃくちゃ美味かったが、これだけで合計で4,000円!(後からミシュラン1つ星だったことを知る)。
この他にも映える可愛い点心の専門店「Yum Cha」などの香港料理を堪能したが、食費が高すぎて、朝食はホテル近くのセブン-イレブンで済ませた。
2日目からのホテルには24時間営業のドン・キホーテが隣接されていて、日本のものも気軽に買うことができた(ただし2倍近い金額)。

滞在中、香港の天気は良好で気温は30℃近い暑さだった。
ホテルに荷物を預けてネイザンロードを歩いていると、香港名物の迫り出す広告看板やネオンサインが一掃されていることに気づく。
事前に無くなったことは知っていたが、本当にほぼ全部無くなってしまったような感じだった。
老朽化など様々な事情があるにせよ、香港のアイデンティティだっただけに残念な気持ちに。

今回行きたかったスポットの1つ、元々は警察署で、現在は歴史的建造物として観光スポットになっている「大館(Tai Kwun)」を訪れた。
生々しい牢獄がそのまま残っている中で、アートスポットとして様々な展示が行われ、おしゃれなショップやレストランが併設されていた。
アート・デザイン書籍でおなじみTASCHENのショップもあった。

同じくアートスポットとして2021年にオープンした現代美術館「M+(エムプラス)」も訪れた。
現代美術やデザインが中心で、車椅子に乗った老人達が動き出す「老人院」を始め、どの展示も視覚的に分かりやすく楽しむことができた。
中でもメタボリズムの建築として有名な黒川紀章氏の中銀カプセルタワーが展示されていることに驚いた。
最終日空港へ向かう前のギリギリだったこともあり、もっとゆっくり鑑賞したかった。

実質2泊3日だったこともあり、主に訪れた場所はこの2つのみで、後は買い物中心。今回は香港の夜景や高層ビル群は素通り。
40歳を過ぎた上に、田舎暮らしの身としては、都会を歩き回るだけでスタミナを消費して疲労限界。行きたいところがあるのに足が動かない。
そして大人にとっては楽しい香港も、子どもにとっては楽しくない香港。ホテルにプールがあって良かった。
混雑しないことで有名な香港のディズニーランドでも行けばよかったかもしれないが、ディズニーに全く興味がなく…。
もし今度香港へ行くなら、南側のビーチ沿いでのんびり過ごすのも良いかもしれない。

ここ最近の円安や物価高で売ってるもの全てが高く、特に食費は日本人の想像の2倍程度が相場だった。
海外が高いというよりは日本が安すぎることを改めて実感した。
また香港は元々クレジットカードが普通に使えたが、日本で言うSuicaにあたるオクトパスカードもアプリ化され、至るところで便利に使うことができた。
一部タクシーや露店、香港駅の一時荷物預かり所では使えなかったが、旅行中は現金をほとんど使わなかった。

何がともあれ大きなトラブルは無く、健康で無事帰国でき、総じて子連れ家族旅行としての香港を満喫できた。
香港大好き人間なので、また近い内に遊びに行きたい。