タリス (Thalys) に乗っていざオランダ・アムステルダムへ出発。ブリュッセル南駅からアムステルダムまでは約2時間半。ヨーロッパは電車で簡単に色々な国へ行けてしまうのがうらやましい。
電車に乗っていると、駅名のサインデザインが青地+白に変わる。これがオランダに入った瞬間。南からロッテルダムやライデンを通って、アムステルダムに到着。
中央駅に着いたら、早速コインロッカーに荷物を預ける。大型のスーツケースも格納できる便利なコインロッカー。ちょっと変だが日本語の案内もある。操作方法自体は難しくはない。
さらに歩いていくとアムステルダム市立美術館 (Stedelijk Museum CS) が見えてくる。2008年まで改装中であるため、現在はこの郵便局のビルで臨時開館中(現在は移転しているので注意!)。アートディレクションはオランダのExperimental Jetsetが担当していた。
ちょうどエアラインの企画展が催されており、個人的に興味がある内容だったのでうれしかった。最上階はカフェになっており、建物自体は古いが改装されておしゃれな造りになっていた。
アムステルダムは観光都市で、そこら中に世界中からの観光客がいた。ハイネケン・ミュージアム (Heineken Experience) や、アンネ・フランクの隠れ家、ゴッホミュージアムなど一通り観光をした。中でもアンネ・フランクの隠れ家は、当時の部屋やものがそのまま残っているため、戦争についてあらためて考えさせられた。
観光を終えると、バスでアムステルダム西のホテルに向かう。…が、途中交通事故でバスがいきなり目的地を変更。車内アナウンスがあったものの、オランダ語で何を言っているのか分からない。みんな下車するのに一人だけ車内に残る哀れな日本人。とりあえずバスの運転手に事情を話して、ホテルへの行き方を教えてもらうことに。やっとたどり着いたのがAmsterdam Sloterdijk駅。
よく分からないままここにたどり着いてしまったが、この駅のかっこよさに惚れてしまい、来て良かったと思ってしまった。ジェットコースター乗り場のようなハイパーなデザイン。こういうのはオランダならでは。またこの辺には数多くのオフィスビルがあり、どれも日本では見かけない変わった建物ばかりだった。キラキラ光らせるのが好き?
翌日は各駅停車に乗って約15分のザーンセ・スカンスへ。Koog Zaandijk駅で下車。風車にチューリップ、草原を見たければここに来るのがベスト。教科書通りのオランダがここにある。
駅から10分ほど歩いて川を渡ると、風車が次々と見えてくる。非常にのどかな田園風景で、マスタードを作る風車や猫の風車という変わった風車も存在する。まるで天国に来たかのような気持ちのいいのどかな場所。
オランダにはちょっと変なものが多い。同じデザイン国のイギリスやフランス、スウェーデンと比較しても、奇抜な造形の建物、一見ミスマッチとも思えるカラー配色。そこがオランダの楽しいところでもある。
またオランダのアムステルダム・スキポール空港は、日本からしてもヨーロッパ各国入りするのに非常に重要な空港。サインデザインには僕の大好きなFrutigerという書体が大々的に使われており、まさサイン看板自体も巨大で迷わせない。