卒業制作で路線図に関する作品を作ったとき、世界で初の地下鉄であるロンドンの路線図は大いに参考にした。そんな経緯もあってロンドンに行ってみたいと思ったのがきっかけ。大学を無事卒業し、社会人になる手前の貴重な休み。これを利用して人生初の一人旅を決行した。
一人旅はそれなりに勇気と覚悟が必要なもの。なのでまずは慣れということで、航空券からホテル、空港までの送迎はツアーに任せることにした。半日観光にも申し込んだが、基本的には自由時間。一人でいろいろなところに行きまくった。
ロンドンに到着して最初に感じたこと。それは街全体がカラフルだなーと思った。日本に比べて、街全体がカラフル、でもうるさくない。どれも心地良いカラー配色だ。特にスーパーマーケットでそう感じた。
ロンドンへ入る方法は色々あるが、今回はヴァージンアトランティック航空 (Virgin Atlantic)を使うことに。日本航空やANA、ブリティッシュなども直行便があるが、個人的にヴァージンをおすすめする。というのも乗っていて楽しいと思える要素が沢山あるから。オンデマンド方式の映画や音楽チャネルは、さすがエンターテイメントのVirginグループだけあって、種類がとにかく豊富だった。機体もサイバー仕様で無駄にかっこいい。
ホテルはロンドンの東側、Tower Gatewayより少し東のLimehouseが最寄り駅。周りには何もなく高速道路が突き抜けているだけ。ホテルは世界中どこにでもあるExpress By Holiday Inn Hotel。
ロンドンに限らずヨーロッパのホテルは、高級ホテルとはいえ、昔ながらの建築で設備は古いままなところもある。このようなビジネスホテル系は世界中どこでも同じなので安心。
ところでこのころロンドンは2012年オリンピックの立候補都市で、街をあげて大々的にプロモーションを行っていた。
滞在5日間、とにかくいろんなところへまわった。大英博物館 (British Museum)、テート・モダン (Tate Modern)、ロンドンアイ (London Eye)、ロンドン塔 (Tower of London)、タワーブリッジ (Tower Bridge)、科学博物館(Science Museum)、自然歴史博物館(Natural History Museum)、ロンドン交通博物館 (London's Transport Museum)、デザインミュージアム (Design Museum)、ほかトラファルガー・スクエア、ナショナル・ギャラリー、バッキンガム宮殿など。
ロンドンは移民が多いインターナショナルな街、けどニューヨークと決定的に違うのは、古いものと新しいものがうまく共存しているところだと思う。
もっと大学生のうちにいろんな国へ行っておけば良かったと後悔した旅でもあった。