恒例のシリーズになりますが、前回の記事「現場で役に立ったウェブ制作の技術書と考察(2024年後半〜2025年前半)」に続き、現場で役に立ち、知識を養うことができた本を紹介いたします。ウェブ制作の現場は技術の進化が早いので、SNSでの情報収集が基本ではありますが、野良記事だと技術的な裏取りが怪しいことがあるので、編集のチカラで1冊にまとまっていると助かります。ただ本の賞味期限はあっと言う間なので積み読状態にしておくのは厳禁ですね。
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知識ゼロからノーコードではじめる Studio Webサイト制作入門
恥ずかしながら、つい最近までノーコードでウェブサイトを制作できるStudioを使ったことがなかったのですが、急遽Studioで制作されたサイトの運用を任されることになり、入門書であるこの1冊を購入しました。2025年3月発刊の本だったので、購入した2026年1月時点ではUIがかなり変わってしまっていましたが、とても分かりすい内容だったので大まかな制作フローを理解することができました。
Studioは完全素人が前知識無しで始めるのは難しいですが、UIデザインツールであるFigmaに操作感が似ているところがあり、オートレイアウトやデザインシステム、さらにはHTMLやCSSの知識がある人であれば理解が早いです。Studioだけでどんなサイトも作れるというわけではありませんが、とても使いやすいので人気があるのも納得です。
新人Web担当でも使える Webサイト改善の指南書 ―生成AIと100のTipsで売上・集客を最大化!
ウェブ制作の現場において、とにかく“結果”を出すための様々なノウハウが100個も掲載されている本です。どれも短く分かりやすくまとまっているので、スキマ時間で読めるのも魅力。書かれている内容は、当たり前なことも多いのですが、それらも含めて改めて「やはりそうですよね!自分は正しかった!」と再確認できました。
後半のAIを使ったサーチコンソールやGA4の分析方法についても目からウロコで、さっそく実家のお店のサイトで実践して効果が現れました。制作職だとマーケティングや分析の部分まで、なかなか手が回らないことが多いので、AIをチカラを借りるというのはとても良いですね。
Webサイトのデザイン見本帳 実例で身につくWebデザインのセオリ
ウェブデザインを集めた本は定期的に出版各社から出ている気がしますが、国内外の優良なウェブデザインを集めたサイトが多数ある中で、1冊手元にあると便利なので見かけたら買うようにしています。以前は閲覧する環境の進化もあり、それを受けてウェブデザインのトレンド変化が激しかったですが、ここ近年は落ち着いている印象があります。
ただこの手の本は、とにかくお金をかけたサイトばかりが集まっていることが多く、とりわけ写真やイラストがプロによるものばかりなので、写真やイラスト=デザインの良し悪しを判断してしまいがちになります。あとモバイル(スマートフォン)での閲覧が7割以上が当たり前の中、デスクトップ(PC)のデザインで掲載されているのも、そろそろモバイル優先でもいいのではないか…と思ってしまいます。
CSS 優良デザイン×アイデア事典 プロがシェアする現場の即戦力テクニック
近年の進化が凄まじく、プログラミング的な記述もできるようになったことで難化傾向にあるのがCSSではないでしょうか。初見では技術的理解が難しい内容が多く、このような分かりやすい解説書があると本当に助かります。JavaScript必須だった処理がCSSだけで実現できるようにり、CSSの設計が年々やりやすくなってきました。
とはいえ最新のChromeで対応、Safariで対応というCSSが多いので、いきなり実務で使うのは危険。特にiPhoneユーザーはiOSのバージョンアップをしていないケースが多いので、100%使えると信じてしまうと思わぬ落とし穴にハマってしまいまうことがあります。感覚的には2、3世代前のものが今やっと実務で使えるようになったという感覚でしょうか。今すぐではなくても、こんなことができるということを知っておくことが大事ですね。
最新マーケティングの教科書2026
最後に紹介するのはウェブ制作関連の本ではないですが、毎年年末に日経BPから発売されている「最新マーケティングの教科書」は、読み物としてとても面白いのでおすすめです。最新の重要マーケティングキーワードだけでなく、普段はなかなか目にするができない大手企業のマーケティング手法や分析結果を知ることができます。
毎年購入していますが、世の中の流行のスピードが凄まじく、1年経つと全く新しい内容に入れ替わりますね。
